小学生の学年ごとの悩みについて

小学校低学年(1.2年)

小学校低学年では、学校生活が新たにスタートします。新生活になれることが大変で、生活リズムも早寝早起きが徹底されるようになってきます。登校時間から学校が終わるまでの時間割できちんとした時間プランと学習プランが組まれています。時間に区切りをつけて、勉強時間、休憩時間、食事の時間、昼休みそして午後の授業から始まって帰る準備の時間ときちんとした毎日の積み重ねで学校生活に慣れていきます。小学校生活は、様々なことが起きます。友達とのけんかやケガ、授業に集中すること、食事のマナーなど集団生活の中で様々な経験を積んできます。心の成長とともに、自分の性格や体格など変化に親が対応していかなくてはなりません。学校で起こる様々な出来事を、どう対応したらよいかなど問題解決方法をこども自信が実践で学ばなくてはならないのです。少しでも不安なことがあればすぐに担任の先生に相談するのが最善策です。親同士の話し合いよりも、先生を挟んで解決策を見出せば、子供にも解決方法を学ぶ機会になるので、もめごととらえずに子供が学ぶチャンスだと考える機会になります。

小学校中学年(3.4年)

中学年になると心の変化が出てきます。子供自身の心の成長が、顕著に表れてきます。心だけでなく体の変化もわかります。学校の生活にもなれて、善悪がはっきり分かって大人の言っていることも理解しています。学校の生活と家での生活とのメリハリをつけて、自分の好きなことに没頭したり、お友達と公園で遊んだり行動範囲が一段と広くなります。自転車で好きなところに出かけたり、自分の意志で行動をすることが親から許される学年もあります。親のお手伝いも率先してできる子もいます。

小学校高学年(5.6年)

友達とのトラブルが多くなる時期です。お友達と遊ぶことがとても楽しくて、いつでもつながっていたいと思い、スマートフォンやゲームなど一緒になって通信機器で遊ぶことが増えてきます。子供たちだけで遊ぶことが増えると、大人の目が届かなくなる機会が増えてきます。子供たちのなかでのいじめや、度をこしてふざけるなど大人に相談しなくなる時期でもあるのでいったん目を離すとどこまでも突き進んでエスカレートしてしまわないか常に心配が付きまといます。子供同士の付き合い方がまだ未熟なために、トラブルになりやすく子供同士のぶつかり合いがケガになってしまったりするケースもあります。常に監視しておけないので注意が必要な時期かもしれません。まわりの大人が巻き込むことも事件としてあるので、自由に行動できる学年であるがゆえに、見回りが必要だと思います。子供の少しの変化が気になったら、担任の先生に相談することも必要です。