小学生の日々は、子離れと親離れの第一歩
親と離れる時間とお友達同士との初めての集団生活を無事に終えた幼児期時代。先生方が細かく個人を見守ってくれているという生活を過ごしました。
そんな生活を経て小学校生活はますます、子供が家に居る時間が少なくなります。親が思っている以上にめまくるしい日々で小学生はとても忙しいです。
家に居る時間が減る分、親の目の届かない部分が増えます。特にお友達とのやり取りは先生方も常に見守ることができないものです。
子供との接する時間が少なくなる分、会話の時間を大切に!
学校でのお友達とのやり取りは親が直接見ることができるものではないと思います。どういう会話をしていてどういうやり取りをしているのかがわかりません。
お友達同士のことは先生も手を差し伸べてくれます。ただ、大きな出来事や本人達から先生に相談することがないと先生にも知ることができない事も多いです。
我が子の口から友達同士の出来事を聞いていると、自分に都合のいいような解釈で話されてしまいます。真っ向に聞いていると特に問題はないように感じます。
これは、我が子が嘘を意図的についているということではなく、我が子の解釈で話をされてしまうからだと私は今までの経験で感じました。
子供同士の出来事はやり取りの前後をくみ取ることが大事!
ある日、私の娘が低学年のときに泣きながら学校から帰宅してきたことがあります。もちろん、理由を聞きました。
「クラスメイトの男子にひどい事を言われた」と言うのです。その部分だけを聞くと確かにひどい事を言ってきたもんだと私も感じました。
「なぜ、その男子はそんなことを言ってきたのかな?」と娘に聞いてみました。
実はひどい事を言われた背景がありました。
娘も含めてお友達と3人で我が家に集まり、TVゲームで遊ぶ約束をしていました。その話を聞いて、ひどい事を言ってきた男子とその友達も一緒に遊びたいとのことでした。
ただ、ゲーム機のコントローラーが4つしかなく、1人はゲームができなくなってしまうので遊ぶことを断るしかなかったと娘は言うのです。
コントローラーが1つ足りないからしょうがなく断るしかなかった。なのに、ひどい事を言われた。という考えが娘の考えでした。
この話はコントローラーを順番で使えば皆で遊べるということで、謝り、皆で仲良く遊ぶことができました。
我が子の考え方や視点の誘導する受け答えを!
このやり取りは娘の『ひどい事を言われた
』という言葉だけを聞き、慰めて終わりにすることも対応としてはあることだと思います。
ただ、私はこの背景を聞き取ることが出来てよかったと感じました。娘自身は悪気が無かったことで、被害者と思い込んでいたからです。
背景を知ることができたおかげで、娘に相手がどんな気持ちになってしまったかを理解してもらえた出来事でした。
それに遊ぶときに、物に左右されてしまううなお友達との遊び方はしてほしくないと思いました。
子供同士のやり取りはは見張るようなことは出来ません。もう、幼児期でもないので友達同士を遠くから見守ることも大切です。
何が正しいことなのか良いことなのかは子供との話し合いです。
子供の口から友達同士のやり取りを聞くことは多くあると思います。
我が子だけの思いを一方的に信じすぎず、相手のお友達の思いや背景にも目をむけさせてあげるような誘導も必要です。
親の誘導が必ず正しいことではない場合もあります。正しくても良い状況にならないこともあります。
子供の意見を尊重しながら、より良い状況にすることは子供との話し合いが1番だと思います。
そのような積み重ねが、我が子の心もより成長してくれると思います。親自身もそのような我が子とのやり取りは人間関係の勉強にもなります。